親が保育園選びの際にまず見る点といえば「自宅や駅から近いこと」などのアクセス面ですが、これはあくまで保育園選びの初めの段階で重視される要素です。保育園は子どもを預けてもらえなければ、赤字運営に陥ることもあります。
ここでは、親が子どもを預けたくなる保育園にするために、「親が保育園選びにおいて本当に重視するものは何か」といった親の視点について解説します。保育園運営に携わる方は、ぜひ参考にしてみてください。
入園後の満足度を本当に大きく左右するのは、保育士の質です。
0~5歳までの幼児の教育環境は、子どもの感性や性格に大きく関わります。保育士の質は子どもの成長に直結する要素となるため、親同士の会話でも「あそこの保育士さんは…」など、頻繁に話題に上るものです。
つまり、いくらアクセスの良い保育園であろうと、「保育士の質が悪い」という状態では口コミで年々悪い噂が広まってしまい、やがて敬遠されるようになるリスクが高いといえます。
保育士の質の高さなくして良い保育園になることはありません。保育園の委託先を決める際には、保育士研修の実施など、保育士の質の向上に力を入れているかどうかは必ずチェックしておきましょう。
働いている親は、定時で退社できない場面に多々見舞われることがあります。そうした時に助かるのは延長保育。
一口に延長保育といっても、保育園によって規定はそれぞれ異なり、中には「1歳まで延長保育は利用不可」と規定を設けている所もあります。そんなこともあり、親のチェックは次のような細かなところまで入ります。
これらをクリアしており、安全に自分の子どもを預かってくれる保育園に任せたいという親は多いことでしょう。
企業や病院の保育所は、働く人の環境もニーズも異なります。だからこそ、「どの保育施設に強いのか」「どのような特徴があるのか」を前提に委託業者を選ぶのがポイントです。