保育所・託児所の種類や業務内容を説明。また、保育所・託児所で運営委託を導入している事例も紹介しています。
保育所と託児所は0~6歳までの幼児を受け入れる施設ですが、厳密には同じ保育施設ではありません。保育所は児童福祉法にもとづき、保護者が病気や仕事などで養育できないために子どもを預ける場所。託児所は保護者が養育できない乳幼児などを預かってその保育にあたる施設となっています。そのため、保育所を開設するには児童福祉法39条・45条の規定をクリアしなくてはいけません。規定を満たしていない施設は全て「認可外」「無認可」の託児所となります。
また、主に3~6歳までの幼児を受け入れる保育施設が幼稚園です。時間帯が保育所とは異なり、9:00~14:00までとしているところがほとんど。幼稚園は文部科学省からの認可に加え、園長・教諭・学校医などを雇うことが開設条件です。
一般保育所の運営は主に自営ですが、経営やコストの面から運営を委託することもあります。保育士1人を雇うまでには40~50万円のコストがかかるもの。保育士が少なくなっている現在では、保育所の運営を委託して業者による保育士の派遣や行政手続きなどを行うケースも増えてきています。保育所の運営を委託することで、以下のようなメリットが得られます。
国や行政機関から認められた保育施設として運営しているのが認可保育園です。各種助成金や負担の軽減が受けられるメリットも。ただし、認可されるには厳しい基準のクリアが必要です。そのため、運営が難しい場合は業務代行や運営を代わりに行う委託業者に依頼することも少なくありません。
企業や病院の保育所は、働く人の環境もニーズも異なります。だからこそ、「どの保育施設に強いのか」「どのような特徴があるのか」を前提に委託業者を選ぶのがポイントです。