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保育施設で起こりうる事故

今まで保育と縁がなかった事業主が社内や敷地内に保育所をつくる場合、運営や経営、サービスの質とともに、子供の命を預かるリスクについても理解しておく必要があります。

2019年度に保育園や幼稚園、認定こども園など全国の保育施設で起こった重大事故は1744件にも上り、前年度から104件も増加しています。この件数は厚生労働省に報告義務のある死亡事故と重大事故(治療に30日以上かかる・疾病を伴う重篤事故・意識不明)の数字ですので、この条件を満たさない事故を含めば数倍の件数に増えるでしょう。

お子様の大切な命を預かる施設をつくろうと検討している方は、事故未然に防げるような信頼できる委託業者を選ぶことが大切なのです。

参照元:内閣府子ども・子育て本部(https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/outline/pdf/r01-jiko_taisaku.pdf

事故が起きやすいタイミング

保育施設で事故が起こりやすいタイミングをシーン別に分けて解説していきます。

お食事・おやつタイム

食事中やおやつの時間に起こりやすい事故としては、食べものをのどに詰まらせて窒息する事故です。

また食物アレルギーについても十分に気をつける必要があります。保護者からアレルギー疾患生活管理指導表を提出してもらった対象の食べ物を省くのはもちろん、そのお子さんの食事中やおやつタイムに対象の食べ物を口に入れないように管理しましょう。

小さなお子さんの場合、自分のアレルギーを理解していないことがあり、周囲のお友達からお弁当のおかずやおやつをもらい、誤飲することがあるからです。

お昼寝タイム

月齢の子どもを預かる保育施設で気をつけたいのが「昼寝中の事故」です。内閣府のまとめによると、うつぶせ寝が原因の過去5年の死亡者数は次の通りです。(カッコ内の数字はその年度内に発生した保育施設等内事故による全死亡件数。)

【うつぶせ寝による死亡事故】

参照元:内閣府子ども・子育て本部(https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/outline/pdf/r01-jiko_taisaku.pdf

このようにお昼寝中の事故は、死につながるケースがあるため、寝具や寝かせ方の配慮、ひとりにしないなど安全環境を整えることが必要です。

お散歩タイム

お散歩タイムは特に小規模の保育施設ほど必要になります。しかし、目的地への往復時や広い範囲に移動する子ども達を見守るのは大変です。

車両の交通量が少なく歩道が確保された散歩ルートや、目的地の安全確認、引率するための十分な保育士の数など揃えることが必要です。

遊具

園庭や室内遊具で遊んでいる最中に怪我をすることがあります。その原因の多くは子ども達が遊具の正しい使い方をしていない、ジャングルジムなどの高い位置から飛び降りるといった案件が目立ちます。

子どもは大人が想像しないような行動を取るため、遊具で遊ばせるときも全体を見渡せる人材を配置する必要があるでしょう。

プール・水遊び

保育施設では6月頃から水遊びやプール活動が始まります。通常は子供達を遊ばせる保育士のほか監視員が配置されますが、遊び道具を片づけるわずかな隙に水難事故が起こる可能性もあります。

水遊びやプール活動は、子供たちの人数確認と共に、絶対に目を離さない人材を確保しなければいけません。

実際に起こった事故の例

保育施設で起こりやすいシーンや場所を紹介してきましたが、こちらでは実際に起こった事例をいくつか紹介していきます。今後の安全対策の参考にしてください。

ケース(1)タオル掛けでの事故

預かり保育で部屋の隅にあったタオル掛けに幼児が近寄り、フックがまぶたに入り出血して怪我をする事故が発生しました。すぐに総合病院で全身麻酔をして手術。まぶたは切れていたものの、眼球に異常はありませんでした。

この日は年度末だったため、通常時使わない保育部屋を利用。その部屋のタオル掛けのフックが尖っていたことと、その場所が死角であったことなどが事故につながったようです。職員配置も普段と違っていたとのことでした。

保育施設の対応

立てられる対策

保育環境が変わる予定であれば、実際の部屋の安全チェックを行うことが大切です。家具やインテリア、飾りは丸みを帯びたものであること、死角ができない場所を利用することなども含まれます。

ケース(2)園外保育での事故

園外の屋内運動遊び場へ幼児を引率した際の出来事です。水分補給のために先生が園児に集まるよう声掛けした際、一人の子が柔らかいエアトラックに足を掛け、踏み外して右足をひねりました。

足の痛みを訴えた園児に対し、負傷部位を冷却しながら状態を確認。腫れや外傷、色の変化は見られず、歩行も軽く足を引きずる程度だったために、安静を保ちながらもその日は保育施設で経過観察しました。バスで帰宅した際は、保護者に事故の状況説明もしています。

しかし、その後も痛みが引かないために保護者が整形外科を受診したところ、右第三中足骨骨折で全治150日程度と診断されました。幼児は翌日から登園しているものの、車いすを使用することになりました。

保育施設側の対応

立てられる対策

怪我を負った際、保護者へ連絡をしたのか記載されていませんでしたが、事故状況の把握や受診のタイミングが遅かったようです。また園児らが屋内施設で好きなように遊んでいたため、4名の職員の目が届かなかった可能性もあります。

職員が子供の様子を確認できるようエリアごとに子供達をグループ分けし、目の届く範囲で遊ばせるなどの安全対策が必要です。

さらに事故後はカメラで園児の負傷部分を撮影するほか、事故に遭った場所の映像があると保護者や医療機関への状況説明に役立つでしょう。

ケース(3)イベント中の誤嚥

節分の豆まき行事を行っていた際に、4歳の幼児が豆をのどに詰まらせました。職員が119通報をしましたが病院で亡くなったことを確認。原因は豆が気道に詰まったことによる窒息死でした。

保育施設側の対応

立てられる対策

幼児は気道が狭く、噛む力などがまだ弱いため、ナッツ類による気管支炎や誤嚥の事故が年間20件以上報告されています。節分行事を行う場合、味気ないかもしれませんが、豆ではなく別のもので代用させるなどの対策を検討する必要があります。

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