企業主導型保育事業は、仕事と子育てをサポートするためのものです。このページでは、企業主導型保育事業の夜間対応について解説します。
保育園は基本的に夕方の18時ごろまでに迎えに行く、というシステムが一般的。もちろん延長保育もありますが、それでも19時前後までが一般的でしょう。そのため働いている方にとっては、「残業ができない」「急な仕事に対応できない」など、思うように働けないマイナス面につながっています。
企業主導型保育事業は、働いている方を第一に考えた事業です。そのため、働く方の視点に立って柔軟に対応できる仕組みになっていて、夜間保育もその範囲に入ります。
企業主導型保育事業イコール夜間に対応可能という訳ではありません。企業によっては、コストがかかるほか安全面からも、夜間対応に慎重になっているケースがあります。また夜間対応と言っても、24時間対応しているケースもあれば、深夜までの預かりで終わるケースもあり、その形はさまざまです。
対応時間に幅があるのは、企業主導型保育事業が柔軟性の高い仕組みになっているからです。働く人のニーズをくみ取り、企業側と子育ての方のニーズとのバランスを取りながら、保育所を運営しています。夜間だけでなく、土日運営や病児保育など自由なスタイルになっているので、ニーズやライフスタイルに合った保育施設を選ぶことが重要です。
企業にとっては、夜間対応の保育施設を運営することで、子育て中の社員が働きやすくなるメリットがあります。さらに企業としての魅力が増し、就職希望者の増加にもつながります。ただし、企業によっては夜間対応ができる保育施設を運営できない事情があります。
それは夜間対応の保育施設を運営するためには、コストだけでなくスタッフを確保しなければならないからです。たとえコスト面をクリアしたとしても、保育士が確保できなければ夜間保育は運営できません。近年では保育士を募集しても、なかなか人数が集まらないことも多く、開設までの大きなハードルになっています。
夜間対応保育所の設置は、働く親たちにとって救世主のようなものです。子育ての助けが得られず離職者が増えてしまうのは、企業にとっても大きな痛手でしょう。夜間保育に対応している保育所委託会社を探し、運営からスタッフの確保まで頼れるところは頼ってください。働くスタッフの不安を軽減していきましょう。
企業や病院の保育所は、働く人の環境もニーズも異なります。だからこそ、「どの保育施設に強いのか」「どのような特徴があるのか」を前提に委託業者を選ぶのがポイントです。