保育園の集客戦略においては、保護者のニーズを理解しつつ、自園の独自の特徴をアピールする必要があります。
このページでは、保護者のニーズを把握するための方法や集客戦略の具体例、保育園におけるSNSの活用方法などについて解説しています。
保育園の集客戦略を立てる上で、要点となるのが保護者のニーズを把握することです。
保護者のニーズとして多いものには、
などがあります。
ただし、保護者のニーズには世代間の違いや地域差などがあり、一概にこうであると言えるものではありません。
また、上記に挙げたニーズは、いわば誰でも思いつくものです。他の保育園との明確な違いを打ち出すためにも、保護者のニーズのより踏み込んだ理解が必要です。
普段から保護者と積極的にコミュニケーションをとったり、定期的にアンケートを実施したりしながら、「その地域の保護者は何を求めているのか」をより深く理解するように務めましょう。
保護者のニーズを理解したら、実際に集客戦略を立て、他院にはない自園の独自の特徴を打ち出しましょう。
以下では、集客戦略の具体例を2つ紹介します。
遅くまで預かりをしている保育園や土日に預かりをしている保育園が近隣に一つもない場合、共働き世帯などは不満を抱えているはずです。
我慢する共働き世代に自園の特徴を印象づけるためにも、預かり時間の長さや土日の預かりが出来ることなどを積極的にアピールしましょう。
最近では、保育園での授業・レッスンを求める保護者が増えています。
特に人気があるのは英語教育や絵画教育、音楽教育などですが、
といった、家庭では出来ない体験のプログラムも人気があります。
その地域の保護者のニーズや近隣の保育園が提供している授業・レッスンの種類などを考慮しつつ、どんな授業・レッスンを提案するかを決めましょう。
集客が成功するか否かは、保育士の質の高さに大きく左右されます。
保育士の質を高めるにあたっては、
などを意識すると良いでしょう。
保育園選びの際にSNSで情報収集を行うという保護者は今日では珍しくなく、また、株式会社ネクストビートが行った調査では、「今後はSNSでの情報を発信を強化したい」と72.5%の保育園が回答しています。
SNSで積極的に情報発信をしている保育園とそうではない保育園とでは、集客力の違いが今後はいよいよ明確になるはずです。 例えば、
など、積極的にSNSを活用するようにしましょう。
参照元:保育士バンク!総研|保育施設を運営する法人の8割が、今後の園児集客に課題。「保育士の質向上」に関する取り組みや情報発信を強化(https://soken.hoikushibank.com/posts/0011)
保育所運営の委託サービスでは、保育業界に精通したマーケティングのプロが魅力的な集客戦略を立て、実行してくれます。 独自の特徴を押し出す集客戦略がどうしても立てられない…という場合、保育所運営の委託サービスの利用を検討しても良いでしょう。
企業や病院の保育所は、働く人の環境もニーズも異なります。だからこそ、「どの保育施設に強いのか」「どのような特徴があるのか」を前提に委託業者を選ぶのがポイントです。