保育園経営を行ううえで、何か資格が必要だと考える方もいるでしょう。しかし保育園経営自体に資格は必要ありません。地域の信頼さえ得れば、十分に保育園経営を行うことはできるのです。このページでは、保育園経営に関する資格について紹介するので参考にしてください。
保育園経営には保育士などの資格が必要と思われがちです。しかし保育園経営をするために必要となる資格は一切ありません。保育園の経営において必要となるのは経営のスキルだけであり、特に保育士の資格や実務経験も必要ないのです。
保育園の経営者には資格は必要ありませんが、施設には一定数の有資格者が必要となります。
認可保育園の保育士の数
児童福祉施設最低基準第33条第2項において、上記のような人員配置が定められています。保育園の規模・種類によっても有資格者の人数は変わってくるので注意してください。
保育園を経営するためには、さまざまな知識が必要となります。ここでは、どのような知識が必要なのか具体的に見ていきましょう。
保育園を経営するためには「児童福祉法」「建築基準法」「消防法」などの法律を把握しておかなければなりません。もし法律に違反する行為・状態があれば、法的措置を講じられる恐れがあり、保育園経営ができないリスクもあるので注意しましょう。
認可保育園であれば自治体が園児の募集を行っていますが、認可外保育園であれば経営者が園児を集めなければなりません。もし集客ができなければ定員を満たさないため、経営にも支障をきたす恐れがあります。だからこそ集客のための知識やマーケティングなどを学ぶことが大切です。地域の特性に応じて、チラシ・WEBなど様々なツールを活用するといいでしょう。また他の保育園との差別化を図るためのサービス導入も検討してください。
どんなに保育園の経営をしたいと考えても、有資格者を確保しなければ保育園の運営はできません。とくに保育士不足の保育園は多く、保育士の確保が難しい現状です。そのため保育士を採用できるよう対策を講じることが大切になってきます。
子育てしやすい国・街づくりを目指して、国や自治体などは様々な補助金・助成金の制度を用意しています。ただし制度は常に変化しているため、条件・申請方法などは毎年同じではないので注意が必要です。常に最新の補助金・助成金の情報にアンテナを張り、活用できる制度がないかをチェックしましょう。
企業や病院の保育所は、働く人の環境もニーズも異なります。だからこそ、「どの保育施設に強いのか」「どのような特徴があるのか」を前提に委託業者を選ぶのがポイントです。