ここでは、託児所・保育園の運営を委託するときにかかる委託費の内訳や、予算とのバランスについて解説しています。委託時に助成金が下りるかどうかもまとめているので、今後の参考にしてみてくださいね。
運営委託費に関しては、託児所・保育園の規模や配置する保育士の数によって変わりますので、ズバリこれだけという数字は出ません。委託運営費については、気になる委託業者に直接問い合わせ、確認してみてください。
委託費の内訳はどうなっているのでしょうか。実は、請求される金額のうち、ほぼ8割程度は保育スタッフの人件費です。残りは消耗品費や光熱費と委託業者への支払いに当てられます。
保育スタッフの中には子供の世話を専門とする保育士の他にも、様々な業務をこなす人員がいます。委託業者にも、本部にカリキュラムの設定や保育士の管理・教育、助成金申請や行政対応を行う管理部門があり、多くの人員が保育所の運営に関わっています。
もし自社スタッフだけで運営する場合は、事前に施設の規模と人件費を計算し、委託費と比較しておくのがおすすめです。委託費のほうが安いのであれば、運営方法を切り替えることでコストカットにつなげられるでしょう。
託児所・保育園を新設して運営しようとすれば、建築費や設備などの開設費用がかかります。その上、運営費も自社負担なので、初期費用の大きさに躊躇してしまうこともあるようです。
もちろん理想の保育施設に近づけることは重要ですが、そこは予算と費用のバランスを考えるべきです。最初から予算を十分にとっている場合はOKですが、そうでない場合、小規模な園でもできることから始めるのがおすすめ。
もし新規設置で運営の委託を考えているのであれば、正直に考えや予算を委託業者に相談してみましょう。保育運営のプロとして、最適なアドバイスをしてくれるはずです。サポートや費用、ブランドなどカテゴリ別で業者をピックアップしているので、参考にしてみてくださいね。
運営時に費用面で大きな助けとなるのが助成金。委託すると助成金が申請できないのでは?と不安を感じる事業者も少なくありません。しかし、その心配は不要。助成金は自社・委託といった運営方法に関係なく申請できます。
支給金額に多少の違いは出てきますが、それでも設備や運営においてほとんどの金額を受け取ることが可能です。業者によっては助成金サポートも用意しており、自社運営よりも助成金の申請や定期報告などがしやすかったというケースも見られました。
保育園を委託するときに助成金を受けたいと考えているなら、サポート力に優れた業者を選ぶことで、安定した運営ができるでしょう。
企業や病院の保育所は、働く人の環境もニーズも異なります。だからこそ、「どの保育施設に強いのか」「どのような特徴があるのか」を前提に委託業者を選ぶのがポイントです。