ここでは、託児所や保育園の経営が赤字となる原因と、経営を委託業者に依頼することメリットについて解説しています。
保育園の経営が赤字続きでうまくいかないという話をよく聞きます。保育所の数が足りなくて待機児童が社会問題になるほどの状況で、なぜ保育園の経営が難しいのでしょうか。その理由の大半を占めるのは、経験やノウハウ不足により収支のバランスを欠くことで、保育士の人件費が賄えなくなっていることによります。
これは認可保育園、認可外保育園に関係なく起きている現象ですが、特に助成金などを当てにした経営を長年行っていると、徐々に経営への意識が薄れていきます。そこに突然、国の方針が変わることで助成金の額が減額されたり、打ち切られたりすると、それに対応できずに赤字経営になってしまうのです。
保育園の運営が赤字となり行き詰まっている場合には、解決方法として業者へ運営を委託するのがおすすめ。なぜなら、難しいとされる保育士の募集や労務管理や集客を、委託料さえ支払えばすべて任せることができるからです。
また、保育の委託業者は保育園運営のプロですので、これまでどの点が悪かったのかが明確になり、経営を改善してもらえます。さらには、業者の経験を生かしたイベントやサービスの拡充により、保育の質を高めることもできるのです。
運営を委託することによって効率化がなされ、預かる子供の人数に対して過剰な保育士の配置といった無駄も排除できるので、コスト削減が可能になります。
委託業者が代理で行う業務範囲は規定がないため、業者によって異なります。開業するまでの準備や保育所の設計を専門としており、開業後の運営についてはアドバイスのみといったこともあるため、業者の得意・不得意を見極める必要があります。
保育園の運営委託業者のWEBサイトなどを調べるときには、運営に関しての以下の項目が業務範囲に入っているかをチェックしましょう。
企業や病院の保育所は、働く人の環境もニーズも異なります。だからこそ、「どの保育施設に強いのか」「どのような特徴があるのか」を前提に委託業者を選ぶのがポイントです。